バックアップの実態を確認。月額費用に含まれていても「復旧できない」ケースは多い

ホームページ制作業者の月額維持費用には「バックアップ」も含まれていることが多くあります。この記事では、このバックアップの注意点を解説します。

多くの制作業者や運用代行サービスでは、 「バックアップも月額費用に含まれています」と説明されます。 しかし実際には、バックアップされていない、あるいは受け取れないというケースが非常に多いのが現実です。


1. 「バックアップしています」が信用できない理由

業者が「バックアップを取っている」と言っても、 それがどの範囲・どの頻度・どの場所に保存されているかは明示されていないことが多いです。

特に次のようなケースでは、実質的にバックアップが機能していません。

  • サーバ上の同じストレージ内にコピーを置いているだけ
  • 復旧テストを一度も実施していない
  • 業者以外はアクセスできないため、顧客は存在を確認できない

▶ 「取っている」と言われても、復旧できる保証にはならない。


2. 「レンタルサーバ上にあるから送れない」は危険な言い訳

「バックアップデータはサーバ上にあるので送れません」と言う業者もあります。 しかし、サーバ上のバックアップは信用できません

実際に、大手レンタルサーバでも過去に何度も 「障害によりバックアップも含めて全データ消失」という事故が発生しています。

▶ サーバ上のバックアップは“同じ船の上に積んだ救命ボート”のようなものです。

顧客自身が定期的にバックアップデータを受け取ることが唯一確実な方法です。


3. バックアップデータをもらえない場合に確認すべきこと

もし「データを渡せない」と言われた場合は、次の点を明確にしておきましょう。

  1. バックアップの頻度(毎日・毎週・毎月など)
  2. 復旧手順(誰に・どう依頼すればよいか)
  3. 復旧にかかる時間と費用
  4. どの時点まで復旧できるか(最新状態か、数日前の状態か)

たとえば、あなたがWordPressを編集中に誤ってデータを削除した場合、 「復旧可能か」「いくらかかるか」「どの時点に戻せるか」を事前に把握しておく必要があります。

▶ 実際の事故時に初めて確認するのでは遅い。


4. バックアップは「契約項目」ではなく「安全装置」

バックアップは、単なるオプションではなく、 会社の信用を守るための安全装置です。

顧客データ・採用ページ・取引先情報・予約情報など、 一度失えば復旧不能な損害につながるものばかりです。

▶ 自動車保険で事故時の連絡先や流れを確認するのと同じように、ホームページも「データ事故」の備えが必要です。


5. まとめ:バックアップ項目のチェックリスト

確認項目内容
バックアップの頻度毎日・毎週・毎月のどれか明記されているか
保存場所同サーバか、外部ストレージか
データ提供顧客へ定期的にバックアップを渡してもらえるか
復旧手順手順書・依頼窓口が明確か
復旧費用無償か有償か、費用はいくらか

結論

「バックアップしています」だけでは安心できない。
実際に「いつ」「どこに」「どのように」保存しているかを確認し、
定期的にデータを手元に確保することが重要です。

トラブル発生時に頼れるのは、業者の言葉ではなく自分の手元のバックアップだけです。

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